みなさん、こんにちは。ローカルトラベル・パートナーズの石垣です。
コロナが明けて、訪日旅行者も戻ってきているところですが、コロナ前に比べて、ガイドサイクリングやクロスバイクのレンタルのリクエストがすごく増えています。
なんとなく想像がつくかと思いますが、欧米(特にヨーロッパ)からのお客様が多いです。
今年お迎えしたお客様は、ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、オランダ、ノルウェー、デンマーク、アメリカ、カナダ、など。
また、清水港に入港するクルーズ船のお客様からも清水エリアのガイドサイクリングのリクエストをいただくようになりました。コロナ前には、クルーズ船のお客様からの自転車のリクエストはほぼありませんでしたので、行動が変わってきているんだなあと感じます。
お客様と接していて感じるのは、自転車を、移動の手段として捉えている方はいなくて、レジャーとして捉えていて、乗ること自体や、車では走れない川沿いをのんびり走ったり、茶農家さんでのお茶体験を楽しんだり、田舎のビーチを訪れたり、その土地をさらっとなぞるように楽しむのではなく、より濃く、深く楽しむために利用されているように感じます。
静かな川沿い、茶畑の風景、安倍川から眺める富士山、用宗漁港とか、静岡の住民にとっては、見慣れた当たり前の風景が、新鮮に映るようです。あと、竹林とか、ゲートボールをしているお年寄り、川にいる白鷺などにもご興味を示される方が多いです。
自転車人気が高まっているから、これからは、車の代わりに自転車で地域の観光地を巡ってもらおう。という発想をすると、うまくいかないと思います。
訪日旅行者は、車の代替として、自転車に乗りたいのではなく、自転車に乗ることを楽しみたいと考えているのだと思います。
やはり、自転車で走って楽しい道、ストレスの少ない道(例えば、信号が多くない道とか、なるべく単調な国道は避けるとか、ダンプカーが多く走る道を避けるとか、自転車でないと行けない道とか)という配慮が必要だと思います。
自転車を活用して、インバウンドを活性化したいと考えていらっしゃる方に、少しでもヒントになれば、嬉しいです。
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