cycling cruises

日本初、サイクリストのチャータークルーズ

みなさん、こんにちは。
2023年4月、5月にちょっと変わったインバウンドの仕事をしましたので、ご紹介いたします。
弊社では、清水港に入港する外国クルーズ船のお客様に清水港発着のプライベートツアーを提供しておりますが、今回もクルーズ関連の仕事でした。

Tagonoura PortTagonoura Port

写真は、今回の寄港地の一つ、富士市の田子の浦港です。
田子の浦港では外国クルーズ船の入港は今回初めてだったそうで、盛大に歓迎されていました。

Tagonoura Port

Tagonoura Port

Tagonoura Port

Tagonoura Port

クルーズといっても通常のクルーズとは異なり、サイクリスト約300名が乗船しているチャータークルーズでした。主催はアメリカの自転車メーカーで、世界各地でCycling and Cruiseの旅行を展開している会社です。日本での開催は今回が初めてでした。2022年の秋、このクルーズに関わる共通の知人から、田子の浦港の視察に来られた同社の社長を紹介され、仕事を請けました。

Tagonoura Port

Tagonoura Port バケツリレーのように自転車が降ろされていきます。

Tagonoura Port

Tagonoura Port 船から降ろされた自転車

どんなクルーズだったのか?
参加者:クルーズ船に乗って日本各地の寄港地でサイクリングを楽しみたいというサイクリスト

年齢層:見たところ中高年以上の方がほとんどでした。

自転車:自国から日本へは空輸、クルーズ中は、船に積んで、一緒に移動します。
港に着くと、まず自転車を降ろします。タンデム自転車に乗っている方もすごく多かったです。

ルート:横浜港 → 田子の浦港 → 新宮港 → 高知港 → 別府港 → 博多港 → 唐津港 → 釜山港 → 下関港 → 尾道(糸崎)しまなみ海道を走るのがメインイベント →神戸で終了、神戸から新しい乗客が乗船し、逆ルートで横浜へ戻ります。(4/16横浜出発 → 4/26神戸到着: 4/26神戸出発 →5/6横浜到着)

サイクリングコース:日本在住のアメリカ人プロサイクリストが各港からのコースをいくつか作っているそうです。各自バラバラにスタートしていきます。一斉にはスタートしませんので、行列のようにはなりません。

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Tagonoura Port

cycling cruises

cycling cruises タンデム率、高いです。

Tagonoura Port

Tagonoura Port

どんな仕事だったのか?
 田子の浦港、
新宮港、 高知港、別府港、博多港、唐津港、下関港、 尾道(糸崎港)における大型バスツアー(1台)の企画、手配です。
船は往復しますので、各港で2回ずつバスツアーを催行しました。
みなさん、寄港地ではサイクリングをするのが基本ですが、毎日、自転車に乗るのは大変ですし、風や雨でサイクリングに不向きな日もありますし、夫婦で参加されていて奥様がサイクリストでないという方もいらっしゃったようです。それで、各港から出発するバスツアーもご用意しているというわけです。
ほか、糸崎からは、しまなみ海道のサイクリングのスタート地点までバス移動する必要がありましたので、ここでは複数の大型バスをご用意しました。

cycling cruises

cycling cruises 田子の浦港からのバスツアー

田子の浦、新宮、高知と3日間、自転車で走っていた方が多かったそうですが、次の別府ではさすがに疲れてしまい、せっかく別府に来たのだし、温泉に行こうという方も多かったそうです。

私は、乗船していませんので、各地でバスツアーの旅程変更の希望などがあると、ツアーリーダーとWhatsAppでメッセージのやりとりをし、バス会社さんに連絡するというやり方をしました。復路のクルーズについては、すべて往路で一度訪れているところなので、スムーズにツアーができました。

感想
参加者のみなさん、とにかく朗らかで、楽しんでいらっしゃって、懐かしい自転車仲間と再会(?)みたいな光景もあり、身長差のある姉妹がカスタムメイドのタンデム自転車(下の写真:前のタイヤが小さく、ハンドル位置、サドル位置も低く、後ろのタイヤが大きく、ハンドル位置、サドル位置も高い)で楽しんでいたり、温かい雰囲気のクルーズだなと感じました。また、船には200台以上の自転車を積んで一緒に移動できるわけで、意外と自転車とクルーズの相性って良いんだなと思いました。

tandem bicycle

tandem bicycle

タンデム自転車、日本ではあまり見かけませんが、「どんなことが魅力なのか?」と聞いたところ、「2人の力で漕ぐので楽。後ろの人は風を受けずに走れる。そして、会話をしながら走れる。」ということでした。なるほど、会話ができるというのは魅力的ですね。将来的には日本でも人気が出るかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

もし今回お世話になったバス会社の方がこのブログを読んでいらっしゃいましたら、本当に様々なリクエストにご対応くださり、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。

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